地域包括ケアシステム
『地域包括ケアシステム』とは、重度な要介護状態となっても住み慣れた自宅や地域で暮らし続けられるように、「医療・介護・予防・生活支援・住まい」の5つのサービスを、一体的に受けられる支援体制のことです。
平成26年4月に開催された第100回社会保障審議会介護給付費分科会での資料の地域包括ケアシステムの図の中に『はり師・きゅう師」が明記されました。(下図参照)
以後、当院は地域包括ケアシステムの5つのサービスすべてに貢献させていただいております。
フレイルとは?
フレイルとは、『加齢に伴い様々な要因が関与して生じ、た臓器にわたり生理的予備力が低下するため、ストレスに対する脆弱性が増し、負の健康アウトカム(転倒、障害、施設入所、死亡など)を起こしやすい状態であり、また、一旦状態が悪くなると回復力も弱いため、坂を転げるように悪化しやすい。様々な要因が関与して起こるが、共通した一群の症状を呈する多要因症候群のことです。
70歳以上の地域高齢者の2割〜3割にみられるというフレイルを改善することは極めて重要であります。介護度の高い患者様も当院の施術(鍼灸療法・手技療法・運動療法・ストレッチ療法etc)を駆使して早期の段階でフレイル・サイクルを改善させていきます。
虚弱対策の根幹
フレイルは、身体的、心理的、社会的な機能全般が低下している状態である。虚弱の予防と改善に向けては、運動・栄養・社会面を包含する複合的なアプローチがより効果的です。体力維持をする介護予防の取り組みはまさに虚弱対策の根幹といえる。